浄土真宗本願寺派[転法輪山]極楽寺 |

奇端之飛梅

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奇端之飛梅

極楽寺には、太宰府の飛び梅にまつわる
興味深い伝説が残ります。

 信仰が篤く、徳の髙い僧侶であった第5世・釈智秀は、太宰府天満宮の飛び梅にいたく心を引かれ、梅の花がほころぶ頃には欠かさず観梅に赴きました。
 ある時、ついに思いあまって「一枝を」と神官に所望しましたが許されず、失意落胆の末、帰路の途中で宿をとります。すると、夢の中に菅原道真公が現れ、一枝の梅の花を捧げられたのです。
智秀が目を覚まして枕元を見ると、

「折らるるも 折るもつれなし梅の花」

と記された短冊とともに、梅の花が一枝、添えられていました。
 随喜の涙にむせびつつこれらを持ち帰った智秀は、極楽寺の庭に挿し木しましたが、その梅はなぜか通常とは異なり、一枝に紅白の花が相交わる八重の花で、春がくるたび見事に咲き香りました。
 この梅は明治13年(1880年)の本堂再建の際、鐘楼の傍らに移し植えられましたが、程なくして惜しくも枯れてしまいました。
 また、短冊も火災で焼失してしまいましたが、梅の枯木は現在も当山に残り、極楽寺の飛び梅伝説を今に伝えています。

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